幸せの在処はどこニャンだ？４７～悩みごとの、ほぐし方～

僕は、まだ子猫の時に

公園に捨てられたけど生き延びて

自由氣ままに暮らしている

「捨てねこトヨ」って、言うんだよ。

あぁそう、これね？

シッポの先端が曲がってるんだ。

面白いだろ？幸運のカギしっぽって言うんだよ。

捨てられた僕が言うのも、何なんだけど…

公園に遊びに来た人達に

なぜだか分かんないんだけど

幸せの在処を話すのが、日課となっているんだよ。

頭の中が悩み事でいっぱいで、

顔も体も、固まっちゃってる人が来たんだよ。

悩みの中に居座っていたら

心だってだんだんさ、固まっっていっちゃうからね。

心が固まった時っていうのはさ

何かを拾い忘れている時なんだ。

大事な大事な、何かをね。

君の心が温かくなって、思わず笑みがこぼれるような

氣分が上がる楽しい事で

君が君でいられるように

心の中を、満たしてごらん？

あーそうか。君は今

一刻でも早く抜け出したくて、焦って走ってきたんだね。

だけど、焦れば焦るほど、大事な何かは拾えないよ。

急いで走ってる時にこそ

自分の心を満たすといいよ。

走り続けるだけだとさ

エネルギーが枯渇してしまうから。

マラソンだって栄養を、補給しながら進むだろ？

氣分を何かで、紛らわすんじゃなくて

心が喜ぶ方法で、幸せを感じるといいんだよっ。

「今」、幸せに成ってもいい許可を

自分に出してあげようね。

そしたら探していた楽しい答えが

ピカっと光って見つかるよ。