虹色の、ふうせん②
女の子は、自分には出来ないかもしれないと
不安でした。
だから、トヨに
どんなふうせんを創ったらいいのか?と
たずねました。
トヨは言いました。
それは、自分で決めるんだよ。
君が、好きなふうせんさ。
どんな色でも形でも
はじめは、思い通りにならなくても
少しづず変わっていってもいいからね
自分で決めて、創るんだ。
僕が決めたふうせんなら
君が飛ばさなくても、いいだろう?
僕が自分で、飛ばすからさ。
君は、知っているんだろ?
本当は、何が創りたいのか?
ぼんやりとした輪郭の
飛ばすことの出来ないふうせんを。
でなけりゃ、僕の創ったふうせんは
見えないようになっているんだ。
君が決めて、飛ばすこと
それが、君のやることさ。
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