2021.02.17 03:22虹色の、ふうせん③街には、ふうせんを飛ばさない人もいます。ふうせんが、見えない人もいます。見えても、飛ばさない人もいます。空を、見上げない人もいます。いろんな人がいるんだよ。同じように、ふうせんを飛ばしても飛ばす人によって、色も形も違うのは君が決めたことが、形になるからさ。決めたことが、空に飛んでいく。怖いだろ?怖いよね?だけど、君が飛ばす権利をさ誰かに譲っちゃダメなんだ。腹をくくって、やってみな?そのエネルギーが、地球を越えた処でね愛を降らせていくんだよ。
2021.02.07 02:55虹色の、ふうせん②女の子は、自分には出来ないかもしれないと不安でした。だから、トヨにどんなふうせんを創ったらいいのか?とたずねました。トヨは言いました。それは、自分で決めるんだよ。君が、好きなふうせんさ。どんな色でも形でもはじめは、思い通りにならなくても少しづず変わっていってもいいからね自分で決めて、創るんだ。僕が決めたふうせんなら君が飛ばさなくても、いいだろう?僕が自分で、飛ばすからさ。君は、知っているんだろ?本当は、何が創りたいのか?ぼんやりとした輪郭の飛ばすことの出来ないふうせんを。でなけりゃ、僕の創ったふうせんは見えないようになっているんだ。君が決めて、飛ばすことそれが、君のやることさ。
2021.02.01 05:22虹色の、ふうせん①僕は、幸運を運ぶ、捨てねこ「トヨ」。夜は公園で、海をながめ朝は丘の上から、ふうせんを飛ばす。ねこは夜型っていうけどさ僕は、朝も好きなんだよね。大きな山々を背景に街を見わたすと気分がいい。ひんやりした空をめがけ飛ばす虹色のふうせんはそりゃーもう、最高さっ。世界の平和ってやつを願ってねたくさんの魂のハッピーを応援しているのが、楽しいのさ。なーんか、そんなの照れちゃうけどさ僕らしくて、いいだろう?そんなある日、丘の上に女の子がやってきたんだ。花を摘みに、来たんだってさ。女の子は、僕が飛ばすふうせんをキラキラした瞳でみつめながらどうやったら自分にもできるのか?と不思議そうに、聞いてきたのさ。あぁ、いいよ。知ってることは、教えるよ。まずは、頭の中でイメージして。...