幸せの在処はどこニャンだ？３２～君の夢は、君のもの～

僕は、まだ子猫の時に

公園に捨てられたけど生き延びて

自由氣ままに暮らしている

「捨てねこトヨ」って、言うんだよ。

あぁそう、これね？

シッポの先端が曲がってるんだ。

面白いだろ？幸運のカギしっぽって言うんだよ。

捨てられた僕が言うのも、何なんだけど…

公園に遊びに来た人達に

なぜだか分かんないんだけど

幸せの在処を話すのが、日課となっているんだよ。

自分は親不孝なんだって

悩んでいる青年が来たよ。

夢を追いかけてるんだってさ。

だけど、親は喜ばないから、親不孝だって言うんだよ。

知っておいてほしいのは

親にも親の夢があって、それを語っているだけで

君と違っていたとしても、それは仕方がないんだよ。

君が生まれてきただけで、親も、親になれたのさ。

「親になる」って物語を、共同作業で叶えただけさ。

だって、子育てっていうのはさ

管理や支配の世界じゃなくて

ボランティアみたいなものだから。

親のホントの幸せは、親が自分で見つけるもので

だから、君の幸せは、君が見つけていいからね。

あーそうか。君は君の輝きを

とうとう思い出したんだね。

有名人になろうとか、お金持ちになろうとか

そこが最終の目的じゃないって

君は氣づいちゃったんだね。

進むプロセス全部がさ、夢っていう物語。

小さな夢や、大きな夢。

途中で夢が変わっても、君の心が羅針盤さ。

だから君は堂々と、産んでくれてありがとう。

って、感謝があれば、じゅうぶんなのさ。

ここに生まれてきた意味は、君が輝くためだから。

君の心が喜ぶ方へ、進んでいけばいいからね。