幸せの在処はどこニャンだ?27~才能を、受けとめる~
僕は、まだ子猫の時に
公園に捨てられたけど生き延びて
自由氣ままに暮らしている
「捨てねこトヨ」って、言うんだよ。
あぁそう、これね?
シッポの先端が曲がってるんだ。
面白いだろ?幸運のカギしっぽって言うんだよ。
捨てられた僕が言うのも、何なんだけど…
公園に遊びに来た人達に
なぜだか分かんないんだけど
幸せの在処を話すのが、日課となっているんだよ。
表情がいつも冴えなくて
曇っている人がやってきたよ。
もったいない。っていう言葉はさ
こんな時に使うのかな。
君が持ってる才能を、誰にも見せずにずっとずっと
宝石箱に閉じ込めて
しまったままに、しとくのかい?
赤には赤の、青には青の
石の輝きがあるように、君にも輝きがあるんだよ?
あーそうか。君はまだ、氣がついてないんだね。
君が持ってる光の魅力。
街の夜景を見てみなよ?
色とりどりの明かりがさ、町の中にはたくさんあって
それぞれが自分を表現してる。
同じように見えてもさ、ひとつひとつ違うのさ。
カット、カラット、クラリティー。
良いも悪いもなくってね。
輝くことを恥ずかしがらず
輝くことに誇りをもって。
ただ君がいるその場所で
君らしくあることを認めてあげて。
それが君の才能さ。たったひとつの、輝きさ。
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