幸せの在処はどこニャンだ?6~平和への、近道~
僕は、まだ子猫の時に
公園に捨てられたけど生き延びて
自由氣ままに暮らしている
「捨てねこトヨ」って、言うんだよ。
あぁそう、これね?
シッポの先端が曲がってるんだ。
面白いだろ?幸運のカギしっぽって言うんだよ。
捨てられた僕が言うのも、何なんだけど…
公園に遊びに来た人達に
なぜだか分かんないんだけど
幸せの在処を話すのが、日課となっているんだよ。
疲れ切った、お母さんが来たよ。
無理に無理を重ねてさ。すごく自分を責めてたね。
子育てって、大変だよね。僕もホントそう思うよ。
母猫の出産もね、5匹も一緒に生まれるとさ
ホント大変なんだけどさっ。
母さん猫が言ってたよー
子供達がそれぞれのチカラでね
幸せを見つけられるようにって
あまり口出ししないように
信じて見守っているんだよ。って。
あーそうか。女は、痛みに強いから
ついつい相手の痛みまで、背負ってしまおうとするんだね。
苦痛を感じていながらも、自分を犠牲にしながらも
ずっと耐えてきたんだね。
だけどね、お母さん。痛みは、ただの振動だから
ハートに刺さった針からの。
母親であるその前に
自分を大事にしてもいいんだよ?
って、それを教えたいだけなんだ。
お母さんの笑顔が何よりの
お守りだって知ってるかい?
笑顔を見ながら育つとね、大切なものが何なのか
ちゃんと分かるようになってんだ。
心配するより安心感を
伝えてやればじゅうぶんだから。
だからまずはお母さんが
心から楽しんで暮らしてよ。
そしたら子供も安心してさ
自分の道を進めるからね。
お母さんの幸せが、みんなをまぁるくするんだよ。
だから、どんなお母さんだって幸せになっていいんだよ。
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