幸せの在処はどこニャンだ？５～情熱の、使い方～

僕は、まだ子猫の時に

公園に捨てられたけど生き延びて

自由氣ままに暮らしている

「捨てねこトヨ」って、言うんだよ。

あぁそう、これね？

シッポの先端が曲がってるんだ。

面白いだろ？幸運のカギしっぽって言うんだよ。

捨てられた僕が言うのも、何なんだけど…

公園に遊びに来た人達に

なぜだか分かんないんだけど

幸せの在処を話すのが、日課となっているんだよ。

今日は、小学生の男の子がきたよ。

「俺には、どうして出来ないの？」

そう言って君は、大きな声で泣いてたね。

ずいぶん大きな情熱を、すでに持っているんだね。

あーそうか。君はまだ、情熱の使い方を知らないんだ。

出来るとか出来ないとかより、大切なのは

君が心から熱くなることを、信じて続けていく事さ。

形を氣にしていたのかな？

どうみられているか？って形をさ。

形は、燃えて無くなるからさ。放って置けばいいんだよ。

それより情熱ってぬくもりを

どんどん燃やしていくんだよ。

感じてみたくはないのかい？

知ってみたくはないのかい？

君のもってる情熱を。

人によって違うんだ。いろんな熱があるからね。

両手をハートにあててみなよ？どんな熱を持ってるか。

君のハートを感じてごらん？それを使っていくんだよ。

使う時のポイントはね、口をへの字に曲げないことさ。

口角を上にあげ、笑えるようになったら、使えるよ。

君の熱い思いをさ、あふれるままに任せてみなよ。

そしたら今度は泣いてもいいぜっ？

うれし涙って喜びの、涙があふれてくるかもね。